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鉄路の終点には炭鉱があった。
一人の鉱夫が近づいて来る。
よく見ると左顔が変形している。
カメラを出すか躊躇したが、
そっと取り出し構えた途端怒号が飛んだ。
それは彼ではなく、
自分の背後にいた現場責任者の声だった。
その脇を何事もなかったかのように
彼が「ふっ」と通り過ぎる。
炭鉱で働く男というものを見た気がした。
炭鉱にはあらゆる軌道があった。
左の軌道の幅はなんという狭さなのだろう。
これが入っていく坑道は、
おそらく相当な危険が伴うだろう。
またここに戻って来たいと思いました。
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