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機関車はゆく。
農作業をしていた母さんも、
汽笛が聞こえると手を休め、
通り過ぎる機関車を見送る。
狭軌の機関車ではなかなか思うように走らないのか、
蒸気を思い切り噴出しながら登って行く。
それにしてもこんな風景が21世紀に残っているとは。
まるで夢を見ている様だ。
機関士も、腕一本でこの壊れかけたカマを操る。
作業員も貨車にしがみつきながら走ってゆく。
日本では過ぎ去ってしまった風景が、
そこにはあった。
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