KATO復活
「実は利根川の河川敷に保存してあるんだ」
「今はフェンスで見れないけどね」という事を
国土交通省の人が親切に教えてくれた。
http://kidoushimatsuki.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/kato_5cf0.html
教えられた通りに行くと、
青い空の下、太陽の光が反射して
銀色に光ったフェンスに囲まれた
資材置場に行き着いたのであった。
フェンスの隙間から覗くと、
その向こうには緑色のKATOのキャブが
僅かに見えたのであった。
しばらく佐原のKATOは忘れていたが、
今年の夏
銚子方面に寄った帰りに
久しぶりに佐原へ向かってみた。
そこにはなんと
新車と見間違うかの如く整備されたKATOが、
「道の駅」の片隅に静かに鎮座していたのであった。
「ほほう、これは凄いぞ」と思わずにやりとしてしまった。
ここまできれいに展示しているのを見ると、
国土交通省の中に
相当な思い入れの人達がいたに違いない。
なにかと役人さんの風当たりが強い今日この頃だが、
こういう事に力を結集するのを見ると、
まだまだ日本の将来は安泰だなあ、と思ってしまった。
余裕という気持ちは、結構大事だからね。
ナベトロも実に綺麗だ。
この所、長崎の高島炭鉱のKATOや筑豊のKATO、
さらに茨城の建設会社のKATOなどの保存車が
ことごとく姿を消している現在、
整備してKATOを展示したのは
ある意味奇跡といっても過言ではないと思う。
説明版も念入りだ。
この機関車の来歴も、
門外漢にも親切に分かる様になっている。
一産業機械を越えた扱いがうれしい。
「道の駅」は
地元出資の第三セクター方式が多いと聞くが、
地元の有志もこのKATOを残す意義を
感じていたのかもしれない。
駐車場は広いので、
お土産を買いながらゆっくり眺めました。
2010年訪問
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