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西鉄大善寺駅とうい、なんの変哲もない駅を降りて、
前の通りを左にしばらく行くと、
軌道が見えてくる。
とは言っても軌道に見立てた歩道だ。
見渡す限りでは、延々と続いていそうだ。
しばらく列車にのった気分でたどってみると、
ほんとうに機関車が停まっちゃったりしていて、
びっくりする。
しかもコッペルではないか、914mmの。
3フィートのコッペルが、21世紀の日本の片隅に、
なにげなく残っているとは!
この国も結構捨てたものではないなあと思ってしまう。
しかも、塗装をしっかりと塗りなおしており、
これに関わる人たちの情熱が
ひしひしと伝わってくる。
自分が思う以上に、大切にしているんだろうなあ。
屋根までついてるなんて。
それにしても、九州や岡山に存在したこれらの軌道は、
なぜ3フィートだったのだろうか。
3フィートといえば、コロラドの大渓谷の中を
馬鹿でかいボールドウインが黒煙を吐きながら
疾走しているというのがイメージだが、
東洋の島国の3フィートは、
なんだか暇を持て余した町の大工が、
とりあえず作っちゃいましたみたいな、
怪しげな車両がうろうろしていたらしい。
もっと狭い軌道幅でもぜんぜん問題ないと思うのだが。
そんな車両の中では、このコッペルなんかは
当時はスーパーカーみたいだったんだろうなあ。
でも、その怪しげな車両達が、
朽ち果てて骨組みだけになっていたとしても、
コッペルとともに、21世紀に残っていれば、
国宝級なんだけどね。
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