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2007年7月28日 (土)

世界初の電車

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電車というよりは、機関車と客車の連結の様に見える。今を遡ること128年前に作られた「ジーメンスの電車」を忠実に再現したレプリカが、千葉産業科学館で見ることが出来る。機関車部分の造りにはあまり驚かないが、後ろの人が乗る部分の椅子が横向きになっているのがおもしろい。既に当時は蒸気の引く客車もあるので、どうしてこのような形になったのか不思議だ。まるでお金にこまって、公園のベンチを持ってきて、前後にくっつけてしまったみたいだ。興味を引かれる。

さて、日本暦でいうと明治12年という、まだ西南戦争が終わったあたりの時代、ドイツのベルリン博覧会で「煙のでない機関車」として、当時の人々を驚かしたそうであるが、ふと、このジーメンスという名前をみて「聞いた記憶があるなあ」と思い出した。

一つは、教科書かなにかに載っていた「ジーメンス炉」だ。どうやらジーメンスは兄弟が多く、なんと14人もいたそうで、相当優秀な家系だったのか、多くの偉大な発明家を輩出しており、その内の1人であるフリードリッヒさんが発明したそうである。

もう一つは、高崎にいる「上信のデキ」がジーメンス社製だと思い出したが、やはり関係があるのだろうか。もしそうだとすれば、「上信のデキ」も優秀な電機機関車の家系を継いでいる一人という事だ。今も走る姿を見れるのは、考えている以上にすばらしい事ではないかと実感した。

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2007年7月24日 (火)

最後のばんえい

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「馬の津波だ!」

高く盛り上がった砂の向こうから、砂塵と共に馬の集団が押し寄せて、山を飲み込んでいく。その迫力にしばし呆然となってしまった。

初めて見る「ばんば」は、想像していたイメージ以上の荒々しい雰囲気であった。1トンものそりを、息を喘ぎながら引っ張っていく馬に浴びせる容赦ないムチの音と、柵の傍らから飛び交う馬主の怒声に息を呑む。もう軌道の機関車を撮りに来た事などどうでよくなってしまった自分に気がつく。そう、ここは戦いの場なのだ。

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待機している機関車は、無論そりを運ぶ為だけに存在し、レースを終えると、無機的に直線軌道の上で往復運動を繰り返すのだが、前レースの興奮冷めやらぬ観客や、勝った馬主、負けた馬主らの気持ちをリセットさせる「間」のような存在で、次のレースへ向けて作業を淡々と繰り返す。そう、ここにある物すべが、勝負の為の脇役なのである。

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「これはスプリントではなく綱引きだ!」「ひょっとすると馬体重の重いのが有利なのではないか。」

自分なりに仮説をたてると、すぐさま馬券売り場へ駆け込む。

まず最初に馬体重の重い順に並び替え、次に体重が減少している馬をはずす。三番目に人気馬状況を加味して、三頭の馬を選び出す「必勝のトライアングル思考」を完成させた。買い方は、競馬の基本である「馬番連勝複式」だ。選び出した三頭の馬の相互買いで、あくまで「3」にこだわる。意味はあまりないが(笑)。

人間の心理とは恐ろしいもので、金が絡んでくると、今まで見ていた風景が一変してくる。観客も馬主も自分も、視線はスタートゲートに注がれた。「オラー、早くスタートせんかい!」4_2007724

スタートは切られたが、普通の競馬と違って、しばらく行くと止まってしまう。まだ最初の砂山まで来ていないのにだ。いったんそりを止めてしまうと、動き出すのには相当の力が必要で、首を振りながら喘ぐ馬の表情に、場内が騒然となる。

さあ難関の砂山だ。巻き上げられた砂塵で視界が閉ざされた中から、馬の首が見えて来る。

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容赦なく振り下ろされるムチ。苦しそうに筋肉を痙攣させながら馬が越えていく。

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ゴール手前で止まってしまう馬もあるので、最後まで見届けないと勝敗が分からないのが醍醐味だ。

さあ結果はと言うと・・・なんと的中の2-3だ。1430円の300円買いなので(小額なのが情けない)4290円になる。ふふふ・・。自分の才能が怖い。

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すぐに次のレースに向けて、機関車がそりを淡々と運び去る。その「間」も感じなれないくらいの「興奮冷めやらぬ気持ち」を抑えて、馬券売り場へ向かう。次のレースも「必勝のトライアングル」買いだ。

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さてその後の結果はというと、次のレースもその次のレースも「まさかの的中!」であったが、すべて本命だったので全然付かず、3馬の相互買いでは勝ちはマイナスになってしまい、がっくりと「ばんば」を後にするのであった。

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