消えた利根川のKATO
車の窓をオープンにすると、春のさわやかな風が車内を通りぬける。天気のいい利根川沿いの道は心地よい。
「そうだ、このあたりにKATOがあったなあ。ちょっと寄っていくか」と車を向けた。
「ななな、ない」。
周辺に置かれていたエアーハンマーや船舶など、歴史遺産もろともKATOはなくなっていた。
あたりはさら地になっており、解体したそれらの残骸が周辺に置かれていた。
鉄くずと化した残骸の中の「三菱」のマークが痛々しい。
右手後方あたりであろうか。KATOが置かれていたのは。
春の明るい日差しの中、あたりはしんと静まり返っているだけである。
数年前であろう写真を眺めてみた。
以前訪れた時は夕方であたりは暗くなり始めていたが、その時も空だけは青かった。
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